リルクとリルニカ

geekou2020

平和なフェンディルで広い世界を夢見る少女、
自らの手で”最高の魔動機”を作るため研鑽を重ねる少年、
ふたりを災厄が襲う時、
真実の愛と絆が人族を明日に導く

連続バーサタイル小説 制作決定!

「リルクとリルニカ」。言うまでもなく、融合神リルズとなった一組の男女の名前です。
〈大破局〉の折、恋人であったふたりは倒壊した建物の柱の下敷きになるも、十日間を励ましあって過ごしました。生きることを諦めないその姿に月神シーンが感銘を受け、ふたりで一柱の小神となった伝説は世界中で語られています。
今作は、この実在の二人をモデルに大胆な解釈を加え、華やかなフェンディルの風景で育まれた少年少女がやがて訪れる苦難を乗り越え、そして神となり、闇に包まれた時代に灯をともし、人々を導いていく長い道のりを描きます。

キャスト

リルク……レウィル
リルニカ……ルヴェイラ
シーン(語り)……トット

リルク役には、昨年自伝的舞台の主演で話題となった実力派のレウィルさんを抜擢。ページ下部のインタビューもご覧ください!
リルニカ役のルヴェイラさんは、冒険者の中からオーディションで選ばれました。
また、シャドウの語り部としても活躍している、シーン神官のトットさんがナレーションを担当。シーン神の視点を借りて、お茶の間の皆さんと二人を見守ります。

物語

魔動機文明時代末期、ディルクール。
常春の都の片隅に、リルニカという少女が暮らしていました。

どんなときも明るい母、おおらかな祖父、いたずら好きの弟、そして魔法文明時代の遺跡を発掘している、考古学者の叔父。
外交官として忙しい父は国外への出張も多く、家を空けることがたびたびありましたが、たまの休暇にはいろんな国のお土産を持って帰ってきてくれます。リルニカは父親の膝の上で、行ったことのない国の話を聞くのが大好きでした。

彼女ときょうだいのように育ったリルクは、最先端の技術力を誇る魔動機研究所の跡取り息子。ルーンフォークのジェネレーターの整備を趣味とし、いつか自分の手でみんなが驚く発明をするのだと、研鑽に余念がありません。
リルニカはしょっちゅう研究所に潜り込み、リルクの手伝いをしたり、父親からプレゼントされた宝物を披露するのでした。

そんな二人の周りを、叔父の発掘仲間や近所のシーン神殿の神官、王宮の衛兵など、フェンディルならではの陽気で少しお節介な人々が取り囲み、街には笑顔が絶えません。

やがてリルニカは、父の跡を継ぎ世界を舞台に活躍することを夢見るようになります。見習い技師となったリルクと、書記として勉強を始めたリルニカは、ある約束を交わしました。

「二人で組み上げた特製の魔動バイクで、大陸じゅうを見て回ろう」

しかし、その夢が叶うのも目前と思われた矢先、大きな災厄が世界を襲います──


主演インタビュー

――この役を演じられると決まったときはどのように感じましたか?

 お話をいただいた時は、アステリアの使徒たる自分が演じてもいいのかな、という戸惑いもあったんですが、芝居ってそういうものですしね。
 信徒ではない自分が演じるからこそ、神の物語ではなく、人々の物語としての性格を持たせられるかな、とも思っています。
 クランクイン前に、リルズ神殿とシーン神殿に出向いて、祈りを捧げさせていただきました。許していただけるといいんですが。
 俺、じゃない、僕の女神のほうは……芸術を愛する御方ですし、ほら、浮気には寛容というか(笑)
 無論、日々の祈りは欠かしていません!

――役作りにあたって、参考にしたものは?

 リルクは魔動機作成に情熱を燃やす人物です。魔動機へのこだわりとリルニカへの想い、それがリルクを動かす車輪の両輪だと考えました。
 僕の実家は魔法の品を取り扱う商店で、兄も少しだけ魔動機術をかじっていたので、縁……みたいなものは、感じるかな。
 魔動機師の人に話を聞いたりもしたんですが、結局、知識をつけただけじゃピンと来ないもので。
 結局、自分が夢中になったもの、芝居や女神に置き換えて考えてみて、やっとリルクの内面に近づいていけた気がしますね。

――リルニカを演じるルヴェイラさんへの印象は。

 彼女は真語術師でキルヒア神官。さすが知識量がすごくて、色々教えてもらっています。
 リルニカを演じているときはとてもかわいらしくて、僕も自然にリルクの気持ちになれますね。

――現場の雰囲気は。

 和気藹々とやっていますよ。冒険者の集まりなので、柘榴石亭で駄弁っているときの延長みたいな雰囲気です。
 でも、本番になれば皆ピリッと引き締まる。これも、冒険に行くときと同じですね。

[フェンディル国営放送]
連続バーサタイル小説「リルクとリルニカ」
3月30日(月)スタート 前8:00 ほか

土曜日の放送とホームページでは、後期フェンディル語/リルズ所作監修のヴァイオレット・エリタさんによる、当時のザルツ地方やフェンディル王国のことがわかるコラムなど、楽しいコンテンツを用意しています! ご期待ください!