午後1時
銅地区
「あっ! 帰ってきた!」
君たちが銅地区に帰ってくると、猫探しを依頼した少女がこちらに気づいて声を上げた。
「探してくれてありがとう! チモ、おうちの屋根裏にいたの」
君たちが探していた虎猫が、少女の腕に抱えられて伸びている。
「そうだったんですかっ。見つかってよかったですね!」
柘榴石亭
店内は昼時で、朝には見なかった客の姿がある。
君たちはカウンターについた。ウェイトレスらしき、緑色の髪のルーンフォークが給仕の合間にこちらの相手をしてくれる。
マギテック協会の前で遭遇した奇妙なカップルの話をすると、ウェイトレスは何度もうなずいた。
「あ〜…… ブルーエさんはオトナだから言わなかったのかなぁ。私がオリザさんだったら、"あの人"が義兄さんになるのは嫌だなぁ」
やはり、問題のある家族がいるのだろうか?
「うん、バクドって言って、ひきがえるみたいな感じの人なんだけどねぇ」
「……どこかで聞いた名前なのです……」
君がアネットと顔を見合わせていると、周囲の客が話に混じってきた。
「そうそう、あいつ最近街の人に相手されなくなったから、君たちみたいな流れの冒険者をターゲットにしてるんだぜ。気をつけろよ」
「ターゲット……ですか?」
「俺が聞いたのは積み立てで鎧を買わないかってことだったな」
「なんだか立派な現物を見せられた人もいるみたいよ? それにしても、そんな元手どこから出てるのかしらねぇ」
「ふーん? わしゃ、タクトのまだ明らかになってない新事業に出資しないかと言われたぞ?」
どうやら、話を聞かずにおいて正解だったようだ。
食事が終わる頃合いを見計らって、女将のルーンフォークが声を掛けてくる。
「あ〜、そこの2人、ちょっとお使いを頼まれておくれでないかい?
ウチで使ってる調理器具なんだがねェ……なんだか調子がおかしいから、修理屋に持っていってほしいンだよ。
さっきあんた方が話してた、オリザちゃんちのことなんだけどねェ」
どうする?
→もう一働きする
→今日は休む